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2023年4月26日

オンラインラーニング教材『easel BioArt』リリース

easel

バイオテクノロジーに限らず、AI技術や脳科学の進歩など、新しい分野や不確実性の高い物事に対し、さまざまな意見が飛び交っています。そんな“わからないこと”に対して、不安や恐怖を感じ、これって一体この先どうなるんだろう?という“モヤモヤ”が生まれる。こうしたモヤモヤを、easel BioArtを見た人に与えていきたい。そうして、家族や友人、同僚など、身の回りの人と対話してほしい。他者と対話する過程を通じて、自分なりの考え方にも向き合っていく。
そんな力を身につけていただきたいという想いから、この度、INERTIAは『easel BioArt(イーゼルバイオアート)』をリリースしました。

ウェブサイト
[easel BioArt]https://bioart.easelart.io

『easel BioArt』の特徴

バイオテクノロジーとアートの邂逅
バイオテクノロジーというサイエンティフィックな分野とその対極にあるようなアート。前者が生命にまつわる“正しさ”を見つける作業なら、後者はそこに哲学的な死生観をもたらすものです。この2つがかけ合わさることで、いろんな視点、価値観が生まれてきます。
いろんな視点、価値観で紐解いていく
生命の起源が現在でも謎なように、わからないことや不確実なことはたくさんあります。だからと言って、何か色々やると危険なんじゃないか、怖いから何もしないというのは違います。わからないからこそ、いろんな視点、価値観で紐解いていく。生命とは?人間とは?科学では定義できない問いに、アートを通じて向き合っていきます。
第一線で活躍するアーティストが監修
監修は世界的に活躍するバイオアーティストの福原志保(共同編集、蔡海)です。福原志保はバイオテクノロジーの倫理観を問うプロジェクトを展開するアーティスティック・リサーチ・フレームワーク『BCL』を結成し、現在は、工芸家、アーティスト、研究者によるコレクティブ『HUMAN AWESOME ERROR』に所属しています。
バイオアートの世界に触れる
羊のドリーやロボット、DNA、iPS細胞といったバイオテクノロジーの歴史に始まり、バイオアートの作品紹介、アーティストへのインタビュー映像等を通して、さまざまな考え方を知ることができます。最後に人工細胞制作の簡単な実験を通じて、バイオアートの世界に直に触れます。