case study
【EdTech導入事例vol.7】
北杜市教育委員会様 導入事例
- 【自治体】北杜市教育委員会
- 【easel使用学校】小学校7校・中学校7校・高等学校1校
- 【どの時間でeaselを活用したか】総合的な学習の時間、学級活動、クラブ活動、図工
導入の目的は?
北杜市ではアート教育、また実際にアーティストをお呼びするようなアートプログラムという活動を推進し行っています。教育というものの中に“アート+α”として、子どもたちに学びを促したり、創作させたりという機会を得られるのではないかと期待し、導入することになりました。
教育委員会としては、アート教育を通じて市と学校が繋がるような活動をすること。取り組んだことが、最終的に市の施設に展示されて一般の市民も目にすることができるような形で結びつき、北杜市の子どもたちが活動をきっかけに市の施設に親しみを持って関わっていける、そんなイメージで結びつきが強くなればという思いで取り組みました。
easelを導入してみてどうでしたか?
正直最初は難しいだろうなという印象はありました。しかし実際にやってみて、そもそもこういったICTを活用したツールに対して子どもたちの興味関心は高く、コンピュータ言語を扱うという一見難しそうな活動に対しても子どもたちは肯定的に捉えていて、普通ではできない体験を味わうことができました。
アートプログラミング自体が他にはないオンリーワンの教材で面白いのはもちろん、実は日常的に目にするあらゆるものが今回やっているものと似ているんだよと、身近なものとして捉えて取り組めるのがとてもよかったです。プログラミング経験者がほぼいない中で、教員も一緒に学んでいくスタイルも新鮮でした。
column|カリキュラム
- 1. 校長会にてツール説明
- 2. ICT研究会にて教員向けにデモ授業実施
- 3. 事前学習
- ・つかいかたマニュアルでのログイン確認
- ・事前学習用のオンデマンド動画
- 4. アートプログラミング体験講座 5回(各50時間程度)
- 時間配分:
- ・導入/講師説明 20分
- ・アートプログラミング ワーク 30分
- テーマ:
- ・vol.1 「形」を変えてみよう
- ・vol.2 「色」を変えてみよう
- ・vol.3 「動き」を変えてみよう
- ・vol.4 「色と動き」を変えてみよう
- ・vol.5 「形と色と動き」を変えてみよう
- 5. easel Awardに向けた自主制作
取り組みを通して得た気づきは?
学習指導要領の中で主体的対話的深い学び、とあるように本校では対話を意識していて力を入れてますが、対話をするのに一番いいのは「少し難易度の高いものを投げかけること」。そういう時に1番子供達は主体的になり、対話的になるんです。
今までのプログラミング体験ではすぐにマスターしてしまって数回で飽きてしまうことがありました。しかし今回easelでは、最初は数式やアルファベットに驚いて、難しいながらも挑戦して仕組みが少しずつわかっていく度に食い込んでいきました。自分の作った作品を他人に見せたり説明したりするヒトとの対話、そしてコンピュータと黙々と向き合うモノとの対話、色々な対話があったように感じます。